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更年期の悩み

更年期(40代~50代の女性ホルモンが低下する時期)には、首・肩・腰の痛みや疲労感・集中力低下・うつ症状・のぼせ・ほてり・自律神経失調症・骨粗しょう症・高脂血症・痴呆などの様々な症状に悩まされます。高血圧や五十肩もひざ関節炎もそのひとつです。今更年期を経験した者として、ホルモンの低下を防ぎ、気・血・水のバランスを整え、老化を防ぐ漢方の知恵を生かす更年期の乗り切り方をご紹介します。

 薬剤師 武柳子

 

更年期障害って?

更年期障害の症状

 

1、更年期症状(“更年期不定愁訴”(ふていしゅうそ))

2、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

3、高脂血症(動脈硬化、高血圧、虚血性血管障害)

4、脳の機能低下?

●更年期障害では、左の表のように、エストロゲンの作用がなくなったときの問題そのものがおこってしまいます。
●更年期障害は、つぎの二つに分けることができます。
●早期に出現する「ほてる」「のぼせる」「冷える」「動悸」「異常な発汗」など、おもに自律神経失調症に関係するもの。
●何年か遅れて発病する骨粗鬆症、高脂血症(動脈硬化症、高血圧症)、皮膚の萎縮や色素沈着、関節疾患などおもに代謝障害に関係するもの。

 

更年期の訪れ

30代は要チェック!更年期の主な予兆

月経の量が減る。
上半身、特に首から上に汗をかきやすい。
肩こりや頭痛がある。
イライラ、怒りっぽくなる。
涙もろくなってきた。
肌が乾燥気味。
爪が割れやすくなってきた。
プレ更年期のこういった予兆はエストロゲンなどの女性ホルモンの減少や貧血によっても引き起こされると考えられています。
女性ホルモンは更年期に入ると急激に減少しますが、30代頃からわずかな量ですが少しずつ減り始めることがわかっています。

そしてこの段階で生活パターンを見直し、体の状態をチェックし対策をすることで更年期を比較的軽い症状で乗り切ることができる可能性があります。婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)やビタミンEがおすすめです。

40代はじめ・高温期が乱れてきたら
更年期の兆候として、まず最初に表われやすいのが高温期の乱れです。
この時期の対処法は、

 

■生活の工夫

規則正しい生活習慣を保つ。
体を冷やさない。 ゆっくり入浴。 適度な運動。
寝不足をしない。 ストレス解消。
緑黄色野菜やレバーなど血のめぐりを高めるものを食べる。

 

■漢方薬

当帰

高温期が乱れる月が多かったり、まだ、30代なのに高温期が乱れる場合は、血のめぐりをよくして、ホルモンのバランスを整える婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)がおすすめです。

40代半ば・低温期が乱れてきたら
低温期が乱れてきたら、更年期にさしかかっているというサインです。
この時期の対処法は、

 

■生活の工夫

卵巣の機能を回復させるための食生活を心がけましょう。

新鮮な野菜を温野菜でたっぷり摂る。
辛いもの、刺激物は避ける。

 

■漢方薬

当帰+杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)・六味地黄丸(ろくみじおうがん)

当帰
低温期に乱れがある場合、血を補ってホルモンのバランスを調整するための漢方薬に「当帰」があります。
毎日飲みたい漢方薬です。
杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)・六味地黄丸(ろくみじおうがん)
体の潤い不足による卵巣機能を調整します。
月経の終わった後から排卵までの低温期に服用するのが効果的です。

40代後半・低温期、高温期ともに乱れてきたら
低温期、高温期ともに変化が表れ、月経の量も減り、周期もかなり不規則になってきたら、そろそろ閉経が近くなってきたサインです。
この時期の対処法は、

 

■生活の工夫

骨密度が低下し、骨がもろくなってきます。
カルシウムの摂取と適度な運動を。
カルシウム、たんぱく質、カルシウムの吸収を助けるビタミンDやマグネシウムを多く含む食事をバランスよく摂る。
不安感が強くなったり落ち込むことが多くなりがちですが、女性なら誰でも通る道と割り切り、 ストレスを溜めないように楽天的になりましょう。

 

■漢方薬

低温期、高温期ともに安定させて、更年期の症状を予防し、老化のスピードを緩めるためによいといわれている漢方の一例です。

毎日飲む→当帰
血を補ってホルモンのバランスを調整するための漢方薬です。
低温期だけ飲む→杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)・六味地黄丸(ろくみじおうがん)
卵巣の老化を防ぎ、低温期を安定させます。
高温期だけ飲む→参茸補血丸(さんじょうほけつがん)・八味地黄丸(はちみじおうがん)
血を補いながら体を温め、体を活性化させます。

尿漏れ
膀胱、尿道、膣、肛門などを支える骨盤底筋の筋力が加齢により低下すると尿漏れしやすくなります。
更年期はちょうど全身の筋力が衰える時期であること、エストロゲンの減少で筋肉の弾力性も低下するため尿失禁が増えます。
頻尿、残尿感、排尿痛
膀胱や尿道の粘膜が薄くなって萎縮することが原因です。

 

更年期障害のメカニズム

■身体的要因

閉経の伴う卵巣機能の低下、女性ホルモンの急激な減少により心身がついていけず自律神経がパニックを起こし、 全身的に様々な症状が現れる。
これが更年期症状を引き起こす一番の原因といわれています。
他の要因と重なり合うことが多く、エストロゲンの補充だけでは解決しない場合が多いようです。

 

■環境的要因

職場での対人関係や子供の独立、親の介護、夫婦の問題など取り巻く環境からくるストレスが心身にダメージを与えます。
一度に様々な問題がふりかかると対応しきれず、精神的に不安定な状態に陥り、更年期の症状が重くなることがあります。

 

■心理的要因

生真面目な性格の人や何ごともきちんとやらなくては気がすまない人、物事を深刻に考えがちな人ほど症状は重くなるようです。
物事にこだわりすぎず、楽観的に心の負担を減らすことが大切。
この場合はホルモン補充療法だけでは治りにくく、カウンセリングなどの根本的な原因を取り除く療法を必要とします。

運動不足や筋力低下はエストロゲンの低下が拍車をかけます。

 

■運動器官症状の要因

男性に比べて女性は筋肉量が少なく筋力も弱いため、肩こり、腰痛、背中の痛みなどが起こりやすいものです。
エストロゲンには関節を動かす潤滑油的な働きがあり、これが低下することにより関節の動きが悪くなります。
そして、関節痛が起こりやすくなるので体は、
関節の動きを補おうとする→周囲の筋肉の負担が大きくなる→筋肉がこったり痛くなったりします。

 

■運動器官症状の主な症状

肩こり
腰痛
背中の痛み
筋肉痛
関節痛

 

貧血冷え性を伴う更年期障害に 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)

貧血冷え性を伴う更年期障害に 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)

 

【医薬品です】効能・効果:更年期障害による下記疾患: 頭痛、肩こり、のぼせ、めまい、耳鳴り、貧血、腰痛、腹痛、冷え性、生理不順、生理痛

本品は当帰を主薬とし、十全大補湯という漢方の処方を基にしています。

 

血流改善 冠元顆粒(かんげんかりゅう)

血流改善 冠元顆粒(かんげんかりゅう)

 

【医薬品です】 効能・効果:中年以降または高血圧傾向のある人の次の諸症:頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸

中年以降の方、高血圧傾向の方の多くには、血液の循環が悪くなり、頭痛,頭重,肩こり,めまい,動悸といった症状があらわれます。中国の漢方医学ではこのような状態にある人を「お血症(おけつしょう)」といい、血行を改善するために用いられるのが「活血化お」という方法です。冠元顆粒は丹参をはじめ、せんきゅう,芍薬,紅花,木香,香附子の生薬を原料として作られた中国の薬です。

 

動悸・息切れ・不眠に 天王補心丹(てんのうほしんたん)

動悸・息切れ・不眠に天王補心丹(てんのうほしんたん)

 

【医薬品です】 効能・効果:体質虚弱な人の下記の諸症:不眠、不安感、肩こり、息切れ、動悸、口渇、便秘

体力が低下ぎみで、動悸、息切れ、いらいら感、肩こり、不眠等の神経症状の改善を目的とした薬です。

 

腰痛・神経痛・冷え・ひざ痛に 独歩丸

腰痛・神経痛・冷え・ひざ痛に独歩丸

 

【医薬品です】 効能・効果:疲れやすく、下肢が冷えやすい人の次の諸症:腰痛、関節痛、下肢のしびれ・痛み

血行を促進し、水分の代謝を改善して、急性・慢性の腰や膝などの関節の痛みをやわらげます。杜仲や桑寄生など16種類の植物生薬から作られたお薬です。

 

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